胸の奥で死ぬ言葉

君に伝えきれずに、今。芸人備忘録。

同期アイロンヘッドから見たバンビーノ1/2

 

2016年8月2日よしログより。
NSC大阪30期生のアイロンヘッド(辻井亮平、毛利雅俊)、同期バンビーノ(石山大輔藤田裕樹)の二人の関係性について語る。
 
2016年8月2日のお台場の夢大陸ステージでのバンビーノの様子。鹿の前身タイツを忘れた藤田に対する石山の反応。
 
辻井亮平:お台場のね、夢大陸ステージっていうのに午前中、行かしてもらってたんですけど、雨の中皆さん来てくださってね。で、同じブロックに同期のバンビーノが出てたんですよね
毛利雅俊:出てましたね
辻井亮平:彼らのステージがすごい面白くて
毛利雅俊:何?
辻井亮平:何かといいますと、まず楽屋にいるときから、ADさんというかプロデューサーの人に「今日お客さんどっち求めてる感じですか?」って聞いてたんですよ
毛利雅俊:石山が?
辻井亮平:ダンソンなのか? スンシーなのか? どっち求めてるのか
毛利雅俊:まあまあ、どっちもキングオブコント出てるからな
辻井亮平:「いや、ダンソンじゃないすかねぇ……?」って言うててん。ほんで「そうですか、わかりました。子供も多いですし」って。ほなら石山はもうあのダンソンの恰好でちゃんとメイクもしてフルで着替えもしてるわけですよ。で、そんな中、藤田は
毛利雅俊:藤田ね
辻井亮平:あの、鹿の方です。
毛利雅俊:鹿の方
辻井亮平:は、鹿は持ってきてるけどタイツ忘れててん
毛利雅俊:最悪やん!(笑)
辻井亮平:せや。その時点でちょっともうピリピリなってたんす、楽屋で
毛利雅俊:それは何、藤田は言うたん? 石山に
辻井亮平:いやまあ一応その時点では言うてんねん。もう忘れてるって、もう石山怖いから。ビリビリしてて。ほんでまあバンビーノの番始まって、僕見てたんすよ。まず藤田が最初出ていって
毛利雅俊:出ていってた
辻井亮平:出ていって、まだあのプロデューサーのことがあんま信頼できんかったんやろな、アンケートをとったんすよ 
毛利雅俊:おお
辻井亮平:今日スンシーとダンソンどっちが見たいですかって
毛利雅俊:なかなか
辻井亮平:鹿の奴持って、まあまあスンシーの奴は別に道具ないから。どっちがいいですか拍手くださいって
毛利雅俊:うんうん
辻井亮平:ダンソンがいい人は拍手、スンシーがいい人は拍手って
毛利雅俊:うん
辻井亮平:スンシーの方がめっちゃ多かってん
毛利雅俊:あ、そうなん! ダンソンじゃないんや?
辻井亮平:ダンソンじゃなくて、スンシーの方が多くて、石山はもうフルのダンシングフィッソン族でおるわけですよ
毛利雅俊:ヒョウ柄の奴な
辻井亮平:そう。ほんで、でもそうなってもうたから、もう藤田もどうしようって感じになって。でも藤田的に言うたら鹿持ってへんからラッキーなわけですよ
毛利雅俊:スンシーやりたいよな
辻井亮平:そうなんすよ。その辺もまあ石山なんか腹立ったんでしょうね。もう途中でバーンってダンソンのまま出ていって「なんやねんお前、ここまで用意してんねん」って。まあここは一笑いあるじゃないですか
毛利雅俊:ああ
辻井亮平:「何なんすか、しゃーないすね」つって、そのままスンシーのネタをやったんですよ。もうこのダンシングフィッソン族のこの先生のまま。藤田はそのままの恰好でいけるわけやから。で、スンシーのネタ終わりました、わーってええ感じなったんすよ。でも、やっぱり石山納得できへんかったか知らへんけど「ダンソンもちょっともうやりますよ」ってなって
毛利雅俊:フル装備してるからな
辻井亮平:ほんで、「や、藤田この辺で、じゃ動物出てくるんじゃないすか」つったら、もう藤田が「やるんか」って感じで、鹿こうかぶって、ばっとこうね、セッティングするわけですよ、鹿の感じで。ほなその瞬間に石山くんが、お客さんの目の前でですよ「ていうかお前、タイツ忘れとんな! おい! お前何ができんねや! お前!」ってお客さんの前でめちゃくちゃ藤田が怒られだして(笑)
毛利雅俊:(笑)
辻井亮平:ほんで、ほんで、あの鹿って「ダンソン!」って始まらないと振り向かないわけじゃないですか?
毛利雅俊:ああ
辻井亮平:その普通の石山のキレにビビりすぎて、ちょっと振り向いて、こうやって振り向いて「ごめん」みたいな感じで、めっちゃ可哀想やってん(笑)
毛利雅俊:だって藤田もさ、あのさスンシーのときさ、マッサージされる側の奴やん? あん時の顔さ、「スンシー! ススンシーシー!」って(真顔)
辻井亮平:せやねん(笑)
毛利雅俊:もっとさあ気持ちいい顔とか楽しそうな顔とかあるんやろけど
辻井亮平:もう石山が怖いから。もう、しょっちゅう怒られてるんで
毛利雅俊:(笑)
辻井亮平:もう怖すぎて
毛利雅俊:可哀想やったな(笑)
辻井亮平:もう鹿の顔もちょっと泣いてんちゃうかなってぐらい悲しい顔になってましたからね。ほんでまあ一応ダンソンも終わって、藤田すぐ俺んとこ来て、「や、みんなの前であんなに怒らんでええよな……」って
毛利雅俊:(爆笑)
辻井亮平:可哀想に(笑)しかも今日単独ですよ、ほんで
毛利雅俊:あーそうかぁ
辻井亮平:そうですよ。まあまあ今頃頑張ってるんでしょうけど。いや、しょっちゅう怒られてるんですよ
 

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